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アーユルヴェーダ × 咳


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気温の変化や乾燥などの影響で喉の痛み、そして咳が気になる方も多いのではないでしょうか。特に季節の変わり目や寒い日が続く冬には、咳がつらいと感じる方も多いかもしれません。
アーユルヴェーダでは、風邪ではないのに咳が出る理由は【カファ 水のエネルギー】が乱れた時に起こりやすいと言われています。

そこで今回は、アーユルヴェーダの視点から咳について考えてみたいと思います。

まず、アーユルヴェーダでは、咳は体内に溜まった不要なものを排出するための自然な反応であり、体のバランスを取り戻すための大切なプロセスとされています。しかし、咳が長引くと体力を消耗し、体調を崩す原因となることもあります。

アーユルヴェーダでは、咳を和らげるために様々な方法が提案されています。

まずはタイプ1
身体の冷えに伴い毒素が溜まり身体の免疫力が低下している時には痰が伴う咳が出ます。これは(カファのエネルギーが悪化状態)を意味します。

そこで!体を温めることが重要になってきます。寒さや冷たい飲み物、冷たい食べ物は咳を悪化させる原因となるので、温かい食事や飲み物を摂るよう心がけましょう。
また、体を温める効果が期待できる【アーユルヴェーダオイルマッサージ】や咳の根本を絶つとも言われている、全身の乾布摩擦を絹の手袋で行う【ガルシャナ】を取り入れることも良いでしょう。

さらに、アーユルヴェーダではハーブ療法も重要な役割を果たします。例えば、生姜やハチミツ、クミンなどのハーブを使った飲み物や食事を摂ることで、咳を和らげる効果が期待できます。これらのハーブは体内の炎症を鎮める効果や免疫力を高める効果があるため、咳の症状を軽減することができます。

また、リラクゼーションも咳の改善に効果的です。
ここでタイプ2
ストレスや疲労が溜まる・寝不足が続くと免疫力や体力が低下し、肺の潤いがなくなり、喉の乾燥から痒み・空咳を繰り返し悪化することがあります。これは(ヴァータ 風のエネルギーが悪化状態)を意味します。

そこで!リラクゼーションを行うことで心と体のバランスを取り戻し、免疫力を高めることができます。また、宮古島の自然豊かな環境やアーユルヴェーダのマッサージなどを活用して、リラックス効果を高めることができます。

最後に、咳が続く場合は専門家に相談することも大切です。アーユルヴェーダの視点からアプローチすることで、自然な方法で咳の症状を和らげることができます。しかし、症状が悪化したり長引く場合は、医師の診断を受けることが必要です。

咳は体のサインであり、体内に何らかの不調があることを示しています。アーユルヴェーダの視点から咳を考えることで、体と心のバランスを整え、健康を取り戻す手助けとなるでしょう。宮古島の自然やアーユルヴェーダの知恵を活用して、健康な体と心を手に入れましょう。


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